ART COURSE
美術科
専門的なカリキュラムで、
美術・デザインのスペシャリストを育成

東邦高校は、中部圏で唯一「美術科」を設置する私立高校です。
美術・デザイン系の大学進学を見据えたカリキュラムで、専門的な技術と知識の双方を学び、豊かな感性を養います。
特に、デッサンの授業は3年間継続し、補習も実施します。
1年次に全専攻を学び、2年次1学期からは日本画・油絵・彫刻・デザインから2専攻を選択。
2学期からは1専攻を選択し、より専門的な技術を培います。
豊かな感性と同じ志をもつ仲間、現役アーティストである教師陣から刺激を受けながら、制作に集中できる環境が整っています。
美術科の3つのPOINT
01
1年次からデザインと美術の両方を学習
1年次から、IllustratorとPhotoshopを使用して
デザインを学習。
日本画・油絵・彫刻・デザインを基礎から学習することで、幅広い表現方法を身につけ、
自分の目指す分野への理解度も深めます。
制作の着想や発想を得られるよう、
美術・デザインの歴史や著名な作家の精神に
ついても学びます。
02
さまざまな表現技法を学べる空間で、週10時間以上制作
東邦高校では、約180体の石膏像や彫刻工具、
巨大な粘土槽、キジや鴨などの剥製も
完備しています。
1・2年次には、素描と専攻実技の時間が
8時間、補習の時間を加え10時間、
3年次には15時間、授業として作品制作を実施。
制作の始まりから終わりまで、
集中して制作に向かえる環境づくりと、
丁寧な個別指導を心掛けています。
作品の完成後には、全員の作品を講評し、
次の制作への足掛かりを築きます。
03
大学入試に向けて、
実技・学科の両面でサポート
美術を中心としたカリキュラムで、大学入試の際に必要な実技の力を高めます。
また、学科の勉強についても、
放課後の補習や土曜講座を実施。
基礎からしっかりと学ぶことができます。
合格実績
国公立大学現役合格者数


東京藝術大学11年連続合格者輩出!!※浪人含む
合格実績
【国公立】筑波大学/愛知県立芸術大学/金沢美術工芸大学【私立】武蔵野美術大学/京都芸術大学/東京造形大学/東北芸術工科大学/名古屋芸術大学/名古屋造形大学
卒業生インタビュー

筑波大学 芸術専門学群
作本 姫菜さん(2021年度卒業)
私は、将来絵に関する仕事をしたいと考えながら3年間を過ごしてきました。先生に進路の相談をしたところ、学芸員などの絵の知識を生かした仕事を目指すことのできる、筑波大学の芸術専門学群の中にある芸術支援領域をすすめてくださいました。それがきっかけで興味をもち、筑波大学を目標にすることができたので、先生にはとても感謝しています。受験までは毎日欠かさずデッサンを行い、先生に面接の練習をしていただいたことで無事合格することができました。学芸員という夢に向かって、さまざまなことを学んでいきたいです。

筑波大学 芸術専門学群
上野 莉穂さん(2020年度卒業)
将来美術に関わる仕事がしたいと思い、制作の環境が整っている東邦高校に進学しました。1年次からさまざまな分野に触れることができ、繊細な美しさのある日本画の魅力を知りました。3年間の集大成となる卒業制作は、不測の事態が起きたことにより短い期間内での制作になりました。卒業制作と同時に入試の対策も行わなければならず、大変ながらも充実した毎日でした。選抜方法は実技検査と面接だったため、受験当日までとにかく毎日描くことを意識。実技や面接に向け、先生が手厚い指導をしてくれて「国公立大学の美術科に合格する」という目標を叶えることができました。将来は現代社会に生きる人々の心に響く絵を描く画家になりたいです。

東京藝術大学(彫刻)
亀田 満紀史さん(2018年度卒業)
美術科の先生方は現役で活躍されている芸術家で、一人ひとりが独自のビジョンやセオリーをもっています。そのため授業がおもしろく、毎日刺激を受けながら、技術と感性が磨かれました。

愛知県立芸術大学
遠藤 優希さん(2018年度卒業)
美術の課題に一つひとつ時間をかけ取り組む中で作品制作への熱意が高まりました。受験に向けても、先生方が最後まで本当に熱心にサポートしてくれました。校内が常に清掃され心地よく学べる環境も東邦高校の魅力です。

筑波大学 芸術専門群
岩下 悠理さん(2019年度卒業)
芸大生が講師を務める芸大ゼミやデッサンコンクールで、在校中に美術への考察を深めることができました。同じ目標を持つ仲間と意識を高め合ったことも大きな財産です。受験では直前まで先生が面接練習や、石膏デッサンなどサポートしてくれたことが自信につながりました。
3年間の学び
学びの流れ

特徴ある取り組み

卒業制作展
美術科では、3年間の集大成として卒業制作展を行います。生徒によるギャラリートークや芸術大学の先生からの講評を受けるなど、貴重な機会となっています。

ヨーロッパ研修旅行
美術科では研修旅行でヨーロッパ(イタリア 4泊6日)を訪れ、「ウフィツィ美術館」「ヴァチカン美術館」「システィーナ礼拝堂」など珠玉の美術館や世界遺産を巡ります。


表現技法を学べる専門的空間
素描室には約150体の石膏像を用意。さまざまなパターンの石膏像を描くことで、基礎的なデッサン力が養われ、美術系大学の入試対策になります。彫刻室には石膏、材木などの材料や、制作に用いる各種工具を完備。大型作品に対応した巨大な粘土槽も設置しています。日本画室は、床上での制作を想定したフローリング仕様です。絵の題材として、キジや鴨などの剥製も備えています。

石膏
石膏像とは、素描のモチーフとして、古代ギリシャ・ローマやルネサンスなどの時代に作られた彫刻作品を粘土で模造し、石膏で型取ったものです。小型の頭像、胸像、半身像、大型の全身像まで幅広くあり、ギリシャ神話に登場するビーナスやマルス、政治家シーザーや彫刻家ミケランジェロなど著名な人物の肖像彫刻もあります。球体や円柱など基礎的な幾何形体を含め、本校では約180体もの石膏像を用意しています。
