総合学習
総合学習について
東邦高校の総合学習(総合的な学習の時間)は、1年生~3年生でそれぞれ週1時間ずつ実施しています。1年生の学習テーマは「進路学習」を中心に、「福祉・ボランティア学習」や「環境問題」にも取り組みます。2年生では「進路学習」の他に、「国際理解」と「平和学習」が加わります。3年生では「環境問題」と「人の生き方と平和」について考えます。
本校は、一貫した「進路学習」をこの時間の柱とし、その上でエコアクション21の認証校でもあり、一般教科も含めて「環境問題」を学習します。また、人の生き方ともつながる「平和学習」、留学生や海外の姉妹校との交流を含めグローバルな視点を身につける「国際理解」、体の一部が不自由な人の気持ちになって実習をする「福祉・ボランティア学習」など、幅広く、様々な形式で行っています。講演あり、実習あり、生徒発表による授業あり、VTRなど視聴覚教材も活用しています。
さて、以下に本年度の1年生が入学早々に行った「総合学習ガイダンス」の資料から紹介します。
1年生の総合学習
1 「総合的な学習の時間」について
「総合的な学習の時間」(以下、総合学習と略称する)は、平成14年(2002年)4月から、完全学校週5日制の導入の中で新たな学習活動として登場しました。君たちは、この総合学習を、中学校に続いて高等学校でも継続して取り組んでいきます。
①総合学習がおかれた背景
総合学習は、21世紀を展望したわが国の教育の在り方として発想され、提唱されました。その中で特に強く打ち出されたのは、若者の「生きる力」を育むことを目標にした取り組みの推進でした。その背景には、主に3つの理由があります。
- 1)その一つは、学習の「質の転換」です。「質の転換」とは、知識を一方的に教えられるのではなく、君たち自身が学び考える姿勢を身につけることを意味します。わが国の青少年の学力については、「学力の国際比較研究」において、「知識」や「技能」が高く評価される一方で、「学び方」や「考え方」、また「応用力」や「学ぶ意欲・喜び」などは世界の国の中でも低い位置にあり、それが課題とされてきました。
- 2)二つ目は、私たちは今、地球規模で考えなくてはならない多くの緊急を要する問題に直面しています。「環境問題」や「国際理解」に関する問題・「福祉や高齢化社会」への不安や「情報化社会」をめぐる問題など、これらの重要な社会的問題に対して、私たちの関心や意識を高めることが必要になっています。
- 3)三つ目には、自己実現(目標達成)に向けた意識と姿勢を養うことです。そのためには、人としての「生き方・在り方」を考え、周囲との関係の中で自己の目標をしっかりと見つめることです。円満な人間関係を築きつつ、社会に貢献していく姿勢を持つことは、私たちの人生の豊かさにつながっていくでしょう。
②学習のねらい
- 1)総合学習のねらいの一つは、“意志決定力”を養うことです。近年、「自己選択」・「自己責任」「自己評価」という言葉を耳にするようになりましたが、近い将来、君たちは目の前の問題に対して自分で考え、そして判断し、よりよく解決することを今よりも多く要求されるようになります。
- 2)その力を身につけるには、最低限「基礎・基本の学力」をつけ、「本を読む」ことや多くの人たちとの交流を通して、「様々な分野に興味・関心を持つ」ことが大切です。そのような学習活動は、君たちの考え方や視点をおおいに広げてくれることでしょう。
これから始まる「総合学習」は、積極的な姿勢で取り組み、自己の在り方・生き方について考え、自らの進路目標をしっかりと考える時間にしましょう。
2 東邦高校の「総合的な学習の時間」
①カリキュラムについて
本校のカリキュラムでは、総合学習を各学年に配置して実施しています。1年次の学習活動の柱は、「進路学習」です。
②今年の学習活動
本校の総合学習は、毎年教師生徒双方からでた意見や感想をもとに次年度の実施案を練っています。
今年の実施内容についても、過去の成果や反省をふまえて計画されていますが、今年度から「進路サポート」という教材を中心に使用していきます。
| 進路 |
|---|
| 高校生活の目標と計画づくり |
| 社会人講師による講話 |
| 社会と職業を考える |
| 進路研究・文理選択 |
| 上級学校「模擬授業」講座 |
3 今年の学習テーマ
今年の1年生総合学習のテーマは、「進路学習」を軸にしています。
- 社会の第一線で活躍している方を招いて、その考え方や姿勢に触れる機会とします。
「社会に出て、仕事をする」ということは、どのようなことか、その現実に迫ります。 - また好評を得ている大学広報室の方による講話を開催します。
現在の就職状況、学校卒業後に社会で必要とされている人材とはどのような人か、など、貴重な話題が盛り沢山です。 - 進路を考える時、「自分と社会の関わり」という視点を持つことが重要です。身近なニュースにも関心を持ちながら、自己の生き方や在り方を考えていきましょう。
- 例年、大好評の体験型の講座です。ボランティア活動の体験や交流を通して、人に対する思いやりの心情を育て福祉に関わる意識を高めます。とにかく実感できることが印象に強く残る講座となるでしょう。
| Ⅰ 進路意識を高めよう |
|---|
| プロフェッショナルの話を聞き、職業や生き方について考えよう。 |
| Ⅱ 進路研究 |
| 大学広報室による卒業後の進路についての話を聞く。 |
| 大学や専門学校等、上級学校の模擬授業を受ける。 |
| Ⅲ ボランティア体験 |
| ボランティア団体の方を招き、参加型の体験講座を実施する。 |
それでは、実り多い学習となるよう、積極的に取り組んで下さい。



